旅のいろいろアドバイス

其の一、気候と服装
其の二、まずは地図とガイドブックを手に入れよう
其の三、宿泊場所を探そう
其の四、道の歩き方
其の五、自転車の乗り方 + 自転車レンタル情報
其の六、バス・タクシーの乗り方
其の七、手紙を出そう
其の八、おみやげ!

カッコの中に、各場所の地図中での番号を入れていますので、 おでん特製オーデンセ市街地図とあわせてご覧下さいませ。


其の一、気候と服装

夏は、お天気のいい時には日本の夏と変わらない格好で平気です。日差しも強いので日焼け止めをしっかりすることをおすすめします。でも天気が悪い時と夜は、うってかわって肌寒くなります。ですから、夏の服と共に、日本の春に着るくらいの長袖の上着を持っていっておくといいでしょう。

冬は、日本(というか、私は福岡出身なので福岡と比べるとということになるのですが・・)に比べると寒く、風も強いです。上着はしっかり防寒、防風出来るものがいいでしょう。室内は暖かいので、セーター、下着などは、それほど厚着しなくても良いかと思います。または、室内で脱ぎ着出来るような重ね着をしておくといいかもしれません。

1月2月の平均気温を比べると、デンマーク(コペンハーゲン)の気温は、仙台以南より低いけれど、北東北3県(秋田、青森、岩手)よりはやや暖かいくらいだそうです。このサイトによく遊びに来て下さるはっつさんに教えていただきました。

時々、冬は毛皮のコートが必要か?とか、みんな毛皮のコートを着て毛皮の帽子をかぶっているのか?聞かれることがあります。ロシアやグリーンランドの人々のようなイメージなのかな。なのでここに回答を書いておきます。答え:デンマークで毛皮のコートを着ている人はそこまでたくさんはいません。着ているのは主に中年以上の女性が多いかと思います。大抵の人はウール、ダウンのコートなどです。毛皮でなくても、防風のきく上着なら、じゅうぶん寒さを防げると思いマス。

旅行には折り畳み傘を持っていかれる方が多いと思いますが、それとともにあったら便利なのは、雨合羽あるいはその代わりになるジャケットです。デンマークでは風が強くて傘をさすのが大変な時もありますし、荷物を持っている時には雨合羽の方が便利ですね。デンマーク人には雨が降っても傘をさす人が少ないのです。濡れても気にしないか、ちょっとひどい雨の時には、ジャケットのフードをしっかりかぶって、ポケットに手を突っ込んでノシノシ歩いています。ワイルド!?雨の日に自転車に乗る時も、傘はささず、日本ではバイクに乗る人が着ているような雨合羽上下を着るのが普通です。だから、雨合羽を着ててもそれほど恥ずかしくないですよ。

其の二、まずは地図とガイドブックを手に入れよう

個人旅行の方など、たいていまず始めにオーデンセ駅に着くことでしょう。街に出る前に、まずここで地図とガイドブックを手に入れましょう。ツーリストインフォメーション(地図21番)までいかなくても駅で手に入ります。駅ビル3階のチケット売り場の中に、各種パンフレットを置いてある棚があり、そこにオーデンセの地図とガイドブックが置いてあります。表紙にはアンデルセンの顔が載っていますので、それを目印に探してみてください。えっ、アンデルセンの顔知らないって??当サイトのアンデルセンのページが少しはお役に立つかもしれません。

地図は、広域をカバーする大きい地図と、その裏に、街の中心部の拡大図が載っています。拡大図の中の赤く塗られた道路は歩行者専用道路です。ガイドブックは、一冊の中にデンマーク語、英語、ドイツ語で各博物館などの説明と開場時間が載っています。行きたいところの開場時間をこれで最終チェックしましょう。また、その施設がどこにあるのかが、地図の位置記号で示されているので、オーデンセ地図と照らし合わせて確認することが出来ます。

オーデンセ駅は、デンマーク語で、Odense Banegård Center(オーデンセ・ベーネゴー・センター)といいます。覚えておくといいでしょう。

もっと情報が得たい人、質問がある人はツーリストインフォメーション(VisitOdense turistbureau)へ行ってみましょう。駅から歩いて7-8分くらい、場所は市役所の隣です。もし地図をもっていないなら、駅で地図を手に入れてそれを見ながら行くとよいでしょう。ここでは駅で手に入るオーデンセの地図やガイドブックの他に、Fyn島全域、デンマーク全土に関するパンフレット、ガイドツアーの情報などを手に入れることができます。ここには日本人女性が働いていらっしゃいますよ(注・おでんではありません!)。分からないことがあったら、質問してみましょう。

VisitOdense turistbureau(地図21番)
営業時間(2017年現在)
7/1 〜8/31:月〜金 9:30-18:00、土10:00-15:00、 日11:00-14:00
9/01〜6/30:月〜金 10:00-16:30、土 10:00-13:00、日曜休み

其の三、宿泊場所を探そう

駅前の通りには、たくさんのホテルがあります。駅の正面入口を出て道を渡り、右手に歩いていくと見つかります。ちなみにデンマークでは通常チップは不要です。

ここではユースホステルを紹介したいと思います。どちらもホームページ(英語あり)で宿泊予約をすることが出来ます。

DANHOSTEL ODENSE CITY(地図2番)
駅ビルの隣にあります。駅ビル正面入口を出て右手に50歩ってとこでしょうか!?駅に近くて便利、しかも新しくてきれいだということです。部屋は見たことありませんが、入口はカードキーになってて近代的でした。

Danhostel Odense Kragsbjerggaard
Kragsbjergvej 121, 5230 Odense M
ちょっと郊外にあります。駅からだとバスかタクシーを利用しないとちょっと遠いですね。

其の四、道の歩き方

ご存知でしょうが、デンマークでは車は右側通行です。そして特徴的なのは、ほとんどの道路に自転車専用道路がついていることです。道路は中心から、自動車道・自転車道・歩道、となってます。

自転車が一番!

デンマークの道路での王様は自転車です!!自転車様がお通りになるのを、車も歩行者も邪魔してはいけません!!歩行者の方は、自転車道にフラフラ迷い出てベルをチリチリならされたり、「どけ!」と怒鳴られたり、はたまたひかれたりしないようにご注意下さいませ。大抵の道路では、自動車道と自転車道がアスファルト、歩道(道路の一番外側です!)はレンガ敷きになっています。

信号の渡り方

デンマークの歩行者信号は、上から赤・赤・青となってます。なぜか赤が二つあります(笑)。夫に聞いてみたところ、一つが壊れた時のためらしいですが・・。
デンマーク人歩行者は信号を守ります!理由の一つは歩行者の信号無視でも罰金を取られるからかな(実体験したことはありませんが)?私は、日本では車があまり通ってないところでは、よく信号無視していましたが、デンマークではこちらの習慣にならって、大抵は信号を守ることにしております。

信号が無いところで道を渡るときには・・・

日本では道を渡る時、右・左・右、と首を振って左右確認しますが、デンマークでは、左・右・左、とやりませう。なぜなら、道路を渡ろうとすると、車は左側からくるからです!私はこっちに来たての頃、無意識に、右を見ながら車が来てないと思って車道に足を一歩踏み出そうとしたら、左から車が来ていて危うくひかれそうになった!なんてこともありました。くれぐれも気を付けてくださ〜い!

其の五、自転車の乗り方 + 自転車レンタル情報

デンマークは自転車道が整備されていますので、サイクリストの方にはとても魅力的でしょう。日本では自転車にはあまり乗らないという方も、デンマークでは自転車でいろいろな所を散策してみてはどうでしょうか。夏はお勧めです。

デンマークの普通の自転車には、3段から7段くらいのギアがついてることが多いようです。前輪ブレーキは右手、後輪ブレーキをかけるには、ペダルを逆回転させます。止まりたい時は、ペダルを逆回転させましょう。

自転車道は車道の両脇についていますので、そこを車と同じように右側通行します。これは厳密に守られています。反対から自転車が来ることもないし、歩行者に邪魔されることもなく快適ですよ。特に障害物がない限りは、自転車道の右端を走りましょう。追い越す時は左側からです。車と一緒ですね。左折、右折をする前には、曲がる方角のほうの腕を横に伸ばして合図して下さい。信号のある交差点で左折したい場合には、日本の原付バイクのニ段階右折のように、まずまっすぐ信号を渡り、そこで左に渡る信号が青になるのを待って、渡りましょう。
オーデンセでは、交差点に自転車用の信号が付いている所があります。普通の信号より一回り小さく、上に自転車のマークがついています。自転車に乗っている時は、その信号に従いましょう。

オーデンセには歩行者天国があります。歩行者天国では自転車に乗ってはいけません。自転車と一緒の時は、降りて押して歩きましょう。暗くなってから乗る時には、前に白色灯、後ろに赤色灯をつけないといけません。ライトには、漕ぐと自動的に点灯するタイプと、スイッチを入れなければつかないタイプがあります。

自転車は何軒かの自転車屋さんでレンタルすることが出来るようです。ツーリストインフォで聞いてみるとよいかもしれません。こちらでは、無料レンタルでき、市内にいくつもあるスタンドのどこで借りてどこで返却してもよい便利なシステムをご紹介します。

Cibi
借りるのは無料ですが、借りるときに携帯電話からSMSを送る必要があります。使いたい方はデンマークで携帯電話が使えるか、SMSが送れるか事前確認を!

其の六、バス・タクシーの乗り方

市バス(Bybusser, City busses

オーデンセ市内を走るバスは、駅ビルと線路の間がバスセンターになっています。オーデンセ中央駅の駅ビル正面入口から入って、エレベーターを左手に見ながら真っ直ぐ外に出ると、そこがバスセンターです。乗り場はAからDまで4つに別れています。時刻表と路線図は、A〜D各バス停と、駅ビルのバスセンター側入り口にあります。乗る時に払います。バスの中に両替機はなく、両替が必要な時は運転手さんに言います。硬貨を用意しておいた方がいいでしょう。降りたいバス停の手前でボタンを押して下さい。乗り口は前、降り口はバスの真ん中か後ろです。
各バス停には特に名前は付いていません。通りの名前で呼ぶようです。それを運転手さんがボソボソ言うだけなので、ほとんど聞き取り不能かも。町の地理を知らない場合は、地図とにらめっこして降りるところを見つけるか(難しいか!)、運転手さんに、教えてもらうように頼んでみるといいかもしれません。

Fyn島各地へ行くバス(Regionalbusser, Regional busses

オーデンセ市外、Fyn島各地へ行きたい場合は、クリーム色の車体のRegionalbusが利用できます。バスセンターは、駅ビルから見て線路のむこう側にあります。そこへ行くには駅ビル正面入口から入って左手にあるエレベーターで3階まで上り、右に突き当たりまで歩いていって、下に降ります(線路の向こう側に出られる)。又は、旧駅ビルの前にある階段を降りて、突き当たりまで行って、上ってもたどり着けます。料金は目的地によって異なります。乗る時に運転手に行き先を言って、料金を払います。

バスの時刻表はFyn busのサイトに載っています。(少し英語あり)
バス料金は、ゾーン制になっていて、出発地のゾーンから目的地のゾーンへまで通るゾーンの数によって決まっています。オーデンセ市中心部はゾーン1の中に入っていて、料金は23クローネ(2017年)です。Den Fynske Landsby (Funen Village)もゾーン1の中にふくまれます。

1日乗車券:
オーデンセ市中心部(ゾーン1)とその周辺(ゾーン10)をカバーする1日乗車券Odensebillettenは大人40クローネ、小人20クローネです。詳しくはこちらで

市バス、Fyn各地へのバスともに、切符の購入や問い合わせ等は駅にあるFynbusのカスタマーセンターで。カスタマーセンターFyn島各地へ行くバス乗り場のところにあります。

タクシー

タクシー乗り場は、駅の市バス乗り場、FynBusのバスセンターのそれぞれ隣にあります。その他、街の中にも乗り場はあります。乗り降りする時は自分でドアを開閉しましょうねー。チップは普通必要ありません。

其の七、手紙を出そう

デンマークでは近年ほとんどの郵便局が閉鎖され、スーパーマーケットなどの一角に郵便を扱う窓口がある、というスタイルにかわりました。オーデンセも例外ではありません。切手は、アンデルセン博物館、ショップンぐストリートの書店などで売ってあります。

絵ハガキは、アンデルセン博物館(地図9番)周辺の土産物屋や、歩行者天国のカードショップ(地図14番)にもあります。

ハガキ(あるいは50g以下の標準型封書)を日本に送る切手代は、2017年1月現在25クローネです。年々すごい勢いで値上がりしています(2011年には9.5クローネだったんですよ!)。

其の八、おみやげ!

日本人と旅行といえば、切っても切り離せないのがおみやげですよね。オーデンセにはいわゆる観光客向けの「土産物屋」的なお店が少ないので、適当なおみやげがちょっと見つけにくいかもしれません。ここではオーデンセ旅行お勧めのおみやげと、購入スポットをご紹介します。

アンデルセン博物館周辺

アンデルセン博物館(地図9番)内、おみやげ店があります。また、博物館周辺にもみやげ物屋が2軒あります。いろいろなものが置いてありますが、お勧めは、紙細工の飾りです。アンデルセンは手先が器用な人だったようで、紙をはさみで切りぬいていろいろな絵を作って楽しんでいたそうです(アンデルセン博物館で実物が見られます)。それにちなんでか、手作りの可愛らしい紙細工の飾りがたくさん置いてあります。立体的になっているものもあり、素敵ですよ。お部屋にぶら下げてもよいし、クリスマスツリーに飾るのにちょうどよい物もあります。

以前はお店が3軒あって、その中の1軒で、デンマークの伝統的なクロスステッチ刺繍のキットが売ってありましたが、先日行ってみましたら、このお店がなくなっていました。残念!おばあちゃんがやってたからなぁ。

マガジン(Magasin、地図18番)

Magasinは、オーデンセで唯一の「デパート」と呼べるところです。1階にスーパーIrma(イアマ)があったこともありますが、今はもうありません・・・。女の子のキャラクター、イアマちゃんがプリントされたエコバックやフキンが日本の雑貨好きな方に人気ですが、イアマちゃんグッズはコペンハーゲンで手に入れましょう。

ちょっと重たいけれど、オーデンセの飲料品会社Albaniのビールもオーデンセの思い出にいかがでしょうか?Odenseシリーズが5種類と、H.C.Andersen(アンデルセン)ビールがあります。アンデルセンビールのラベルデザインは、アンデルセン自身が作った切り絵を元にしているそうです。アルコール度数9%とちょっと高めです。その他、アルコール7,3%のGirafというキリン模様のラベルのビールもあります。またこの会社は、クリスマス、イースターの期間限定ビールも販売していて、地元っ子に人気です。Albani製品は、Magasin1階のスーパーのほか、いろいろなスーパーで手に入ります。

Magasinは歩行者天国のツーリストインフォメーションの近くにあります(通りの名前・Vestergade)。



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